本市における学校施設のバリアフリー化について、現状と課題を申し上げます。
■ 制度的な背景
まず、制度的な背景であります。
令和2年5月のバリアフリー法改正により、学校施設におけるバリアフリー化は「努力義務」として位置づけられました。これを受け、国は緊急かつ集中的な整備を各自治体に要請し、令和3年度には補助率の引き上げなど、財政的な支援措置も講じられております。
こうした中、特別支援学級に在籍する児童生徒数は増加傾向にあり、学校基本調査においても近年で大きく増加していることが示されております。多様な学びのニーズに応えるためにも、バリアフリー化の重要性はますます高まっております。
■ 本市の現状
次に、本市の現状についてであります。
体育館につきましては、全体として2階部分にメインフロアを持たない構造が多く、エレベーターの設置は行われておりません。一方で、加古川養護学校の体育館は平屋構造となっており、移動のしやすさに配慮された設計となっております。
校舎のエレベーターにつきましては、中学校では平岡中、中部中、両荘みらい学園をはじめ3校、小学校では尾上小学校、平岡南小学校、平岡北小学校、別府西小学校、別府小学校など、9校程度に設置されており、一定の整備は進んでいるものの、すべての学校への設置には至っていないのが実情であります。
また、車椅子対応トイレについては、令和7年度に平岡北小学校の屋外トイレへ設置されたところでありますが、多くの学校施設は老朽化した建物であり、壁や柱、梁といった構造上の制約により、改修が困難なケースも少なくありません。
このように、本市におけるバリアフリー化は一定の進展が見られるものの、依然として課題も多く残されております。
■ 今後の取り組み
今後は、国の補助制度を最大限活用しながら、計画的かつ着実に整備を進めるとともに、すべての児童生徒が安心して学べる環境の実現に向け、より一層取り組んでいく必要があります。


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