■ 加古川市における道路整備と広域交通インフラの推進について

加古川市では、都市機能の強化、防災力向上、産業誘致、交通渋滞緩和を目的として、道路整備および橋梁整備を計画的に進めています。

■ 舗装技術の高度化

道路整備においては、用途や地域特性に応じた舗装技術の導入が進められています。

透水性舗装については、中津水足線の歩道に採用されており、雨水を地中へ浸透させることで、水たまりの抑制や歩行環境の改善を図っています。

一方、排水性舗装は、野口町坂本北野土地区画整理区域内の車道部に採用されています。

この舗装は、

・粗い骨材構造による表層への雨水浸透
・2層目で雨水を受け止める構造
・排水管による速やかな排水処理

を特徴としており、雨天時のスリップ防止や走行安全性向上に寄与しています。

■ 神吉中津線(鹿児之橋)整備事業

本市の重要な広域インフラ整備として、神吉中津線新橋梁整備事業が進行しています。

新橋梁の名称は、加古川の歴史的由来を踏まえ、**「鹿児之橋(かこのはし)」**とされました。

「鹿児」は播磨国風土記にも由来する加古川の歴史的名称であり、地域性を反映した橋梁名となっています。

整備スケジュール

・令和8年度:上部工事継続
・令和10年度:橋梁本体完成予定
・令和12年度:供用開始予定
・令和13年上半期:全体完成目標

構造的特徴

本橋梁は、従来橋梁が存在しなかった区間への新設であり、

・堤防基準への適合
・背水ライン対応
・橋台基礎と堤防高調整

など高度な治水対策を踏まえた工事が進められています。

特に、西側A2橋台については出水期終了後に本格工事が再開されます。

■ 国道2号加古川橋架替事業

兵庫県主体で進められている国道2号加古川橋についても、令和8年度中の完成が予定されています。

本事業については、

・兵庫県と加古川市が地方財政法に基づき費用負担
・市は負担金を拠出

する形で進められています。

これにより、国道2号線の交通円滑化と広域交通機能の強化が期待されています。

■ 加古川小野線の管理移管

加古川小野線については、平成27年に兵庫県から市への移譲方針が議決され、その後、

・令和7年1月
・路線区分整理(1号・2号・3号)
・正式に市道化

されました。

現在は、

市道旧県道加古川小野線

として管理されており、道路網図や道路台帳上でも新たな路線番号・名称が整理されています。

■ 中心市街地における防災道路整備

加古川駅周辺では、密集市街地の防災力向上を目的に、防災道路西伸事業が進められています。

具体的には、

・ヤマトヤシキ南側道路の西伸
・加古川小野線への接続
・寺家町地区木造密集地の防災性向上
・寺家町15号線の道路線形再編

などを実施し、火災時や災害時の避難・緊急車両通行機能を強化します。

供用開始目標

・令和11年度末

現在、

・用地買収
・物件補償
・道路設計調整

が進められています。

■ 今後の方向性

加古川市では、

・広域橋梁整備
・国道整備
・市道再編
・防災道路整備
・高機能舗装導入

を総合的に進めることで、

交通利便性向上
防災力強化
産業立地促進
中心市街地再生

を同時に実現する持続可能な都市基盤整備を推進しています。

■ まとめ

今後、

国道2号加古川橋の完成
鹿児之橋の整備
中心市街地防災道路の供用開始

が進むことで、加古川市の東西・南北交通ネットワークは大きく強化される見込みです。

これらの道路政策は、単なる交通改善にとどまらず、防災・経済・まちづくりを支える基幹政策として重要な役割を担っています。

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