本市における不登校支援および多様な学びの場の整備状況について報告します。
フリースクールの活用
近年、不登校児童生徒への支援として、フリースクールの活用が進んでいます。
市内外では、以下のような民間施設が利用されています。
- こどりーむ
- FS播磨西高等学院
- トライ式高等学院
- Gakken高等学院
- 並木学院高等学校
利用料は概ね月額1万円程度(別途、施設利用料等が必要な場合あり)となっており、令和7年度時点においても一定の利用が見られます。
サポートルームの設置
学校内での支援体制として「サポートルーム」の整備が進められています。
- 中学校:平成14年度から設置。市内すべての中学校に設置済
- 小学校:令和4年度から設置。26校中15の小学校に設置済
サポートルームには、メンタルサポーター(不登校支援員)が配置されており、教室に入りづらい児童生徒に対して、安心して過ごせる居場所を提供しています。
通級による指導の取り組み
通常学級と特別支援学級の中間的な支援として、「通級による指導」が実施されています。
対象となるのは、
- 学習障害(LD)などにより「読む・聞く」が苦手な児童
- 集団生活に不適応を感じやすい児童
- 一斉指導に馴染みにくい児童
などです。
指導内容と特徴
通級指導では、週1~2時間程度の「自立活動」を中心に支援が行われています。
例えば、
- ひらがなカード(トランプ形式)を使った言語トレーニング
- 出てきた文字から言葉を連想し発表する活動
- ソーシャルスキルトレーニング
など、個々の特性に応じた柔軟な指導が行われています。
現状の課題
加古川市においては、通級指導に対応している学校とそうでない学校が混在しているため、保護者による送迎が必要となるケースもあります。
この課題に対し、担当教員を巡回させる体制が整備されつつありますが、「ことばの教室(言語指導)」については、現時点では十分な対応ができていない状況です。
利用状況
現在、各小学校において約1割程度の児童が通級指導を利用しており、ニーズの高さがうかがえます。
まとめ
不登校や発達特性に応じた支援は、今後ますます重要となります。
フリースクール、サポートルーム、通級指導といった多様な選択肢を組み合わせながら、すべての子どもが自分に合った学びの場を得られる環境整備が求められています。


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